ものとこころの環境整備

私んちのカムカムエヴリバディ  「ラジオ英語講座」

2021年12月07日

私んちのカムカムエヴリバディ  「ラジオ英語講座」


2021年後半の朝ドラのタイトルです。

一日の中でも朝の一番忙しい時間。

ゆっくり観るというより、

はっきり言って時計がわりです。


そんな失礼な face03 感じて観ていて、

思い出したこと。


今とは違って、私が子どものころは中学校へ上がる時に、

英語の授業が始まりました。


そのころの日本は高度成長期で、

アメリカという国への憧れのようなものが強烈にあった時代です。

ファッションも食べ物も音楽も何もかもが驚きの連続。

当時はヨーロッパというより、まずアメリカであったように思います。


さて、

そんな中で英語を学ぶというとても新鮮な

そして楽しそうな、

そんな第一印象でした。


母親に、

自分が学生の頃、

ラジオの英語会話を聴いていたものだと聞かされて、

私も英語学習に良いということで、

テキストを買って聴いていました。


私の両親は、

昭和ひとケタ生まれの戦前派で、

第二次世界大戦が終わった時はちょうど今だと中三か高一の、

思春期真っ只中ですね。


よく両親が話していたのですが、

戦争になって月日が経っていくと、

ほとんど授業がなくなって行き、

軍事教練だとか学徒動員で工場へ行かされたり

という日々だったそうです。


さて、話が英語からそれてしまいました。

よく戦時中のドラマでは、

敵の言葉である英語を使ってはいけない、

というふうに描かれていますが、

実際に私の両親が通っていた学校では、

英語教育は行われていたそうです。


当時の有名なスパイ学校でも、

そうだったようで、

敵のことを知るにはやはり言葉は重要ということだったのでしょうか。


ドラマとは違って、

父の方は学校があった地域に当時の陸軍があったこともあって、

英語教育は熱心だったそうです。

そんなことからか、

父は英語がとても好きになり、

英語学習もとても一生懸命だったとよく聞かされました。


そして戦争が終わって、

たくさんのアメリカ人が日本へやってきました。

日本の各地にGHQというアメリカの司令部がおかれ、

両親ともにそこで働くことになったことから、

生身のアメリカ人と会話をするようになったのでした。


学習の上に、

実地の英会話ということで、

両親とも英語で会話すること、

ヒアリングはほぼわかる

という家庭環境でしたね。


第一印象は楽しそう、

だったのが、

昭和ひとケタの父の教え方が怖くて、

英語が嫌いではないのに、

遠ざかるようになってしまい、

この年になっても会話はできません。。。face03face03


うちにすごいスピーカーが二人もいるのに、

なんてことでしょう。

母は父ほどは大したことないと自分では言っていましたが、

高校生の私がやっとこさで聴いていたセサミストリートを、

後ろで笑って聴いていましたね。

(私には笑って聴いている余裕はなかった)


「英語会話」という番組は、

両親みたいな英語好きだけが聴いていた番組、

と今まで勝手に思っていたのですが、

この朝ドラの中で

ヒロインがいろんな家々から聞こえてくる

ラジオを外で聴いている

というくだりがあったのです。


そんなにポピュラーな番組だったのか、

と驚きました。


なんとかの手習いではないですが、

何十年ぶりかで聴いてみようかと思います。



最後までお読みいただきありがとうございます。










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プロフィール
KANKYOUSEIBILOVE・KAZUMI
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神戸生まれの神戸育ち。
二十数年前から図らずも明石市在住になるも、
神戸れられません。
ものの環境整備から、こころの環境整備まで、徒然に書いていきたいと思います。
そして、趣味の神社仏閣めぐりのことなど。